ソーシャルコース

ソーシャルコース

 ソーシャルスキルは、人付き合いの技術(スキル)のことです。

 人付き合いの技術は集団の中で自然と身についていく(学習していく)ものだと考えられていますが、実はその学習は100%ではありません。人により個人差があり、人付き合いで失敗しやすい人は技術を集団の中で自然と身につけることに苦手さを感じている場合が多くあります。

 そこで、エースでは個別に子ども一人ひとりの状況に合わせてソーシャルスキルを学ぶ場面を作りながらスキルのトレーニングを行っていきます。

 マンツーマンでやるの?と思う方も多いかもしれませんが、ソーシャルスキルトレーニングとは本来マンツーマンで行うトレーニングのことを指しており、実は集団で行うソーシャルスキルトレーニングは、集団ソーシャルスキルトレーニング等と呼ばれたりしているものなのです。

 確かに集団で行うのも一つの方法ですが、集団で自然と身につけられなかった子どもに丁寧にスキルを教えるとするならば、まずはマンツーマン(2者の関係)で行うのが最もベストな方法だと考えています。

 また、マンツーマンでトレーニングが行えるので、子どもが今困っていること、これから身に着けておいたほうがいい人付き合いのスキルに注目した個別の教育計画を立案し、指導計画を作成した上で、個別の教育プログラムを実施していくことができます。

ソーシャルコースの指導目標・指導内容

社会性を身に着ける

 土足で玄関を上がってはいけない、電車の中では小さな声で話したほうがいい等、社会の中には暗黙のルールがたくさん存在します。

 ソーシャルコースでは日本にある暗黙のルールを見える化し、暗黙のルールの理由や背景について、子どもと一緒に学び、そのルールが遊びの場面、ミーティングの場面、雑談の場面等の種々の場面でどのように使われているかを考えて、練習していきます。

コミュニケーションスキルの獲得、活用

 話のかけ方、誘い方、相談の仕方、断り方等、私たちは多種多様なコミュニケーションの方法を身に着けて、日々の生活の中で活用しています。

 ソーシャルコースでは方法論について学び、実際にどのように活用できるのか、先生との2者関係から練習し、エースの遠足や合宿、あそび~く等の集団場面でさらに2者関係上で活用する練習をしていきます。

気持ちのコントロールの仕方を身に着ける

 暗黙のルールやコミュニケーションの仕方を知っていても、実際に生活の場面ではなかなか活用できないで、失敗してしまう事も多くあります。

 ソーシャルコースでは、話をしたい気持ちの出し方のコツや、イラっとした気持ちが出てきた時の対処の仕方等気持ちのコントロールの仕方についてスモールステップで練習していきます。

遊び・余暇を共有する力を身に着ける

 同年代の友だちと共有できる話題がなかったり、遊びがなかったりしてみんなの輪に入っていけないか、入っていきにくいということをたまに伺います。

 ソーシャルコースではただ単にコミュニケーションスキルや社会性に注目した指導だけではなく、同年代の友達と遊びや余暇を共有できるような話題づくりもお手伝いし、遊びや余暇を共有する練習もしていきます。

構造的な場面での社会性・コミュニケーション能力の向上

 例えば、学校生活の中では日直等の仕事を任されることがあります。また、定期的に発表会等の機会も設けられていることもあります。さらに中学3年生になると高校入試で面接試験がある学校もあります。このようにある程度決まった場面で決まった社会性やコミュニケーションスキルが必要とされる場面を構造的な場面と呼んでいます。

 ソーシャルコースでは、必要に応じて構造的な場面で社会性やコミュニケーションスキルを発揮する方法を学んでいきます。

ソーシャルコースのカリキュラムの例