就学準備コースとは

就学準備(発達)コースでは主に就学前の子どもが楽しく学習し、理解し、表現する力が伸ばせることを大切にしています。
保護者のニーズをお伺いしながら、子どもにとって無理のない個別の教育計画を立て、個別の指導計画を作成し、オーダーメイドでトレーニングのプログラムを作っていきます。
トレーニングは主に2種類に分けられます。
【能力開発のためのトレーニング】
小学校で必要なスキル、基礎学力の向上に向けたトレーニングを個別の習熟度や達成度に応じて行っていきます。
【認知発達のトレーニング】
能力開発の内容と重なる部分もありますが、子ども一人ひとりの発達を「ことば(言語)」、「思考力(認知)」、「運動」、「社会性」などのいくつかの視点から確認して個別のカリキュラムを組み、トレーニングを行っていきます。
就学準備コースの指導目標と指導内容
1.小学校で必要なスキルの習得 【能力開発】

小学校に入学すると、「時間割の管理」「持ち物の整理」「掃除道具の使い方」「日直活動」等のスキルが必要とされます。それらの活動に慣れていくための事前準備を個別に行っていきます。
【時間割を管理するスキル】
エースでは一人ひとりに個別の時間割を作成し、時間割を見ながら活動する練習を毎回のクラスで行っていきます。
【持ち物を整理するスキル】
持ち物を整理するのも大切なスキルです。小学校では自分の机1つとその引き出しを使って持ち物を管理していく必要があります。エースでも毎回のクラスの時に持ち物を整理しながら勉強をしていく練習をします。
【掃除器具を使うスキル】

ほうきの使い方、ちり取りの使い方、雑巾がけの仕方、雑巾のしぼり方等、実は抽象的で分かりにくい作業も多くあります。エースではカリキュラムの進捗状況等に応じて、掃除器具の使い方等も子どもの学び方に合わせて教えていきます。
2.小学校入学に向けた基礎学習能力の向上【能力開発】
小学校の入学に向けて基礎学習能力の向上も目指していきます。
【運筆スキル】

鉛筆を使って意図通りに線を引いたり、丸や三角、四角等の図形を書くことは小学校の学習をする上で、最も基礎となるスキルです。LD等で運筆が苦手な子どもにはスモールステップで運筆トレーニング等も行っていきます。
【語彙力】
学習をするときには最低限必要な語彙があります。小学校入学時には3,000語程度、1年生が終わると語彙数は3,000~5,000語程度になると言われています。
エースではフラッシュカード等を使って語彙に関するトレーニングを子どもの習熟度に応じて行います。
【国語力】
短文や中分程度の文章を読んだり、読んだ内容から内容を把握する力はとても大切な力です。また、読み聞かせしてもらった内容を理解する力もとても大切な力です。
小学1年生の平均読書数は月3~10冊程度と言われています。エースでは音読、黙読を含めた読む練習も丁寧に行っていきます。
【算数力】

数を順番に数える力、物の数を数える力、数の増減を考える力等、小学校に入学する際に数に関する基本的な理解をしておくことはとても重要です。また、三角や四角等の形を比べたりする力もとても大切です。
これらの算数的な処理をする力を伸ばせるような基礎的な学習を子どもの習熟度に応じて丁寧に行っていきます。
【見る力】
小学校に入学すると板書したり、書写したりすることが多くなります。しかし、見る力が十分に育っていないと板書が上手にできなかったり、書写をするのに時間がかかってしまったりしてしまうこともあります。
エースでは毎回の授業で板書したり書写したりするのに必要な目の運動をスモールステップで練習していきます。
3.認知発達の凸凹の凸を伸ばし、凹をフォロー 【認知発達トレーニング】

子どもによって得意な分野(凸)と苦手な分野(凹)があります。
得意な分野を伸ばし、苦手な分野もフォローできるように個別に認知発達のアセスメントを行い、課題を設定して行きます。